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吸引力の変わらない、ただ一つの掃除機?「dyson DC12」

 2年前の発表以来、ずっと気になっていたDC12を買うチャンスが遂にやって来た。6年間使っていたダイソンのDC05が動かなくなったのだ。修理すれば直らないこともなさそうだが、当座困るのでとにかく買った。知らないうちにバリエーションが増えていたのだが、基本性能は全グレード同じ、上位グレードの付属品は後からでも買える、カラーリングが最も好み、ということでスタンダードタイプとした。ちなみに、他の掃除機は眼中になかった。

DC12
ダイソン DC12。

良いところ

デザイン

これは人によるだろうが、個人的にはかなり好み。DC12ではないと思うが、ダイソンの掃除機はいろんな博物館にも展示されているようだ。しかし、本来羨望の的になるはずの最上位機種DC12completeのカラーリングが微妙なのがラインナップ構成的にアウト。

コンパクトさ

従来機より一回りか二回り小さい本体サイズもさることながら、 伸縮するパイプとホースを本体に巻き付けるユニークな収納スタイルが思った以上に便利。パイプ等の出っ張りがなく塊になっているので、どこにでも隠すことができる。ちなみにコンパクトでなくてもいいという人には、DC08がパワフルそうだし、安く買える。

クリーンな排気

フィルタ式掃除機は、その仕組み上、フィルタの目より小さいものが通り抜けてしまう宿命になっている。遠心力で集塵するサイクロン式の場合、ゴミが絶対通り抜けないとは言えないが、必ずしも通り抜けるとも言えないので、ある種の可能性を感じる。宣伝文句では、「部屋の空気に比べ約150倍もきれい」などと随分胡散臭いことを言っているが、少なくとも、掃除機特有の嫌なにおいはしないし、ハウスダストアレルギーの私の鼻粘膜も反応しない。

紙パック不要

フィルタ式掃除機の中で最もポピュラーな紙パック式において、クリーンな排気や吸引力を持続するためには、紙パックを頻繁に交換する必要があるが、貧乏性の私にとって使い捨てはどうも性に合わない。数年後の紙パックの入手性も気になる。ダイソンの場合、ゴミ捨て時に舞うホコリにさえ気を付ければ非常に気軽だ。

悪いところ

高い

一般的な紙パック式掃除機とは比べようもないくらい高い。いくら紙パックが不要とは言え、掃除機本体の差額で何百枚もの紙パックや新しい本体が買えそうなくらいなので、経済的なんて口が裂けても言えない。ただし、この点においては家庭用掃除機界のロールス、ミーレには負ける。

パワーが弱い

吸い込みパワーは吸込仕事率などで表される。フィルタを荒くして抵抗を小さくすれば吸込仕事率は上がるので、吸込仕事率が高ければよいというものでもないと思うが、DC12は数値上だけではなく、誰もが体感できるくらいパワーが弱い。普通の掃除機で吸えるようなものが吸えなかったりするが、通常そういったものは手で拾える。

うるさい

前のDC05より音が高くうるさい。翼でも付ければテイクオフしそうな勢いだ。パワー弱にすると並みか並み以下になるが、ただでさえ弱いパワーがさらに弱くなる上、サイクロンが失速しそうで何となく嫌な感じだ。とりあえず夜間の使用はお勧めできない。

取り回しが悪い

従来機に比べて小さくなったので、ずいぶん取り回しが良くなっただろうと思いきや、ホースは言うこと聞かないし、本体の幅が狭くなったためか、ひっくり返りやすくなった気がする。この点については国産掃除機に分があるが、購入時にそれほど考慮されない点ではある。

その他

変わらない吸引力

「吸引力の変わらない〜」というのは若干語弊があると思う。吸引力が変わらないとは言っても、決して吸引力が強いとは言っていないところはさすがなのだが、クリアビンがいっぱいになっても吸引力が変わらないということはない。もちろん、適度にゴミを捨てればよいのだが。

DC12収納時 DC12本体
何となくSFチック。
ホースを取るといつものダイソン。
ヘッドとノズル クリアビン
DC05時代に比べ、格段に小回りが利くようになったヘッドとホースに引っかけられるノズル3種。
クリアビンの先が開くようになった。
フィルタ 本体底面
サイクロンにもフィルタが。半年毎に水洗い。
底の方から排気が出てきます。

ダイソン DC12
価格:73,800 (税込)
発売:2004年〜

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