ライバル不在ゆえ暫定最強のDLNAクライアントであるLT-H90シリーズに地上・BS・110度CSデジタルチューナーを内蔵したLT-H90DTVが追加された。アナログテレビが3波デジタル放送対応テレビに変身、さらには地デジ録画にも対応(予定)という触れ込みだったが・・・。
少しだけかっこよくなりました。
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DLNAクライアント機能はLT-H90LANと同一で、操作画面もそっくりそのままだ。不具合についてもそのまま引き継がれているようで、DTCP-IP経由の早送りやレジューム再生ができなかったり、スリープ状態のBDレコーダーを起こせなかったりするが、LT-H90LANのβ版ファームウェアでは解決しているため、いずれ解決するだろう。テレビ視聴については、チャンネル切り替えのレスポンスの悪さが気になるが、激しくザッピングしなければ我慢できないほどではない。しかし、どうにもなりそうもないのが、「LinkTheater」機能と「テレビ視聴」機能の切り替えだ。両者は独立した機能になっており、機能の切り替えに20秒くらいかかってしまう。モードを切り替えて再起動しているような感じだ。今秋中に地デジ録画対応が予定されているが、こんな調子なので「LinkTheater」機能起動中の地デジ録画など期待しても無駄だろう。
トップメニュー。
電源ON時には、前回OFFしたモードで立ち上がるし、 切り替えはボタン一発なので、 あまりこの画面を見ることはありません。 |
「LinkTheater」を選ぶと、
LT-H90LANと全く同じメニューがあらわれます。 |
「設定」を選ぶと、こんな感じ。
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「テレビ視聴」側は少しグラフィカル。
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上下に帯が入るけど、
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ズーム可能。(DLNAではズーム不可)
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番組表も、
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詳細情報も見られます。
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運が良ければデータ放送も見られます。
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字幕もなんとか。
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「テレビ視聴」から「LinkTheater」への切り替え。
表示通り本当に20秒くらいかかります。 |
「LinkTheater」から「テレビ視聴」への切り替え。
なぜか1分と表示されていますが、本当は約20秒。 |
サイズはLT-H90LANとほぼ同じで、デザインは少し垢抜けた感じになった。リモコンも以前の怪しい形状から家電っぽいものに変わっている。
前面にB-CASカードスロット。とっとと廃止されて欲しいです。
横にはPHONEジャックも。 |
アンテナ端子追加。やっぱりS端子はありません。
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LT-H90LAN(上)との比較。筐体サイズはほぼ同じ。
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家電っぽくなったリモコン(下:H90DTV、上:H90LAN)。
長くなった分、テレビの操作もできるようになりました。 |
同シリーズのこれまでのファームウェア成熟度合いと、2ヶ月の発売遅れから、あまり過度な期待はしないようにしていたのだが、上記の機能切り替え問題以前に、操作途中にフリーズしたり、電源のLED表示すら満足に表示できなかったりと、まるで試作品のような状態で市場に出てきた。「デジタル家電の周辺機器メーカ」と銘打つ同社としては、あまりにお粗末と言わざるを得ない。とは言え、DLNAクライアントとしてはLT-H90LANと同等で、プラス5千円で3波デジタルをとりあえず見ることができると考えれば、コストパフォーマンスは悪くない。細かいところを気にせず、気長にバグフィックスや機能向上を待つことができるという大らかな気持ちがあれば、いろんな意味で長く楽しむことができるだろう。
BUFFALO LinkTheater
LT-H90DTV
価格:\26,400円(税別)
(2008/10/19)
当初「今秋」予定だった録画機能の追加は案の定遅れ、ギリギリアウトの12月初旬になった。しかもリリースされたのはβ版で不安満載だが、LT-H90シリーズのユーザにとっては、もはやこの程度はどうと言うこともないだろう。録画先のUSB接続の外付けHDDについては、安い外付けHDDケースでも問題はないと思われるが、予約録画するには電源連動機能付きの方がよさそうなので、ロジテックのLHR-DS02U2(SV)を使ってみた。ちなみに、HDDはFAT32で1パーテーション、複数HDD接続不可という制限もある。予約時間1分前になると、HDDがONになり、録画後しばらくするとHDDの電源がOFFになる。他に外付けHDDケースがないのでLT-H90DTV側で何をどこまでしているのかは分からないが、とりあえずLHR-DS02U2との連携はうまくいっている。
再生については、放送データほぼそのままなので、画質は落ちない。録画された録画したはずの番組が消えたり、スタンバイ状態から予約録画できなかったり、録画ファイル操作中に突然再起動したりと、基本がなっていないのは相変わらずだったが、その後のアップデートである程度改善されたようだ。
トップメニューに録画機能が。
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録画機能の下は録画一覧と予約一覧。
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再生中。左上にシークバーも出ます。
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LinkTheaterモードでは出来ない拡大も可。
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やはりLinkTheaterモードでは録画不可。
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ついでに、LinkTheaterモードで
録画ファイルにアクセスしてみると、 |
ディレクトリが見え、
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TSファイルが見えますが、暗号化してあるためか
再生は出来ません。(HDDをPCに接続しても同様) |
おまけ:LinkTheater基本機能もLT-H90LANレベルになりました。
寝ているBDレコーダを起こせるようになりました。
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DTCP-IPの早送りも可能になりました。
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(2009/1/6)
バッファローより「LT-H91DTV相当への有償アップグレードサービス」が発表されました。期間は2010年1月18日〜3月31日。単なるファームウェアのバージョンアップではなく、センドバックによる「電子回路の追加改造」ということで、LT-H91DTVと全く同一になるのかが気になるところ。まだまだ遊べそうですね。
<有償アップグレードで追加される機能>
・テレビ向けポータルサイト「アクトビラ」接続機能
・ハイビジョンに対応した、アクトビラ・ビデオ・フル視聴機能
・インターネットブラウザ機能
・家庭向けWebフィルタリングサービス「i-フィルター」機能
・BS/110度CSデジタル放送の録画機能
・省電力モード及びビデオプレーヤーモード状態からの予約録画実行機能
〈リンクシアター〉LT-H90DTVの電子回路の追加を含む有償アップグレードを実施(バッファローサイト)
(2009/12/20)
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