理想のPCケース「WiNDY MT-PRO1100(W)」
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端整な顔立ち
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どうも自作用PCケースには、あまりいいデザインのものがないため、私はPCパーツとしては異例の4年もの長期にわたって、うちの住宅事情にそぐわないGateway2000(現Gateway)のフルタワーケースをメインマシンに使わざるを得なかったのだが、ようやく程々のサイズで納得できるデザインのケースに出会えた。"WiNDyブランド"として知られる星野金属工業のアルミ製ケース"MT-PRO1100(W)"だ。
一見すると普通のケースに見えるかもしれないが、 この様に左右対称のすっきりとした美しいフォルムは機能重視のDOS/Vの世界ではなかなかお目にかかれない。色が薄いベージュであることやフロントパネルが平面であることも実は重要な要素だ。組み立てる段階になってはじめて気付く人が多いが、例えば5インチベイにCD-ROMドライブを組み込む際、ケースの色が薄いベージュでないと、ドライブと色が合わずにツギハギのようになるし、フロントパネルが曲面になっていると、デバイスを組み込んだ途端に曲面が崩れて、せっかくのデザインが台無しになるのだ。そういう意味では同シリーズのブラックはともかく、焼き付け塗装で高価なパールホワイトマイカについては単体ではきれいだが、組み込みパーツとの色あわせが難しいところだ。
見た目だけではない。5インチベイ4つ、3.5インチベイ2つと拡張性にも優れているうえ、流行の前面ハッチにはUSBポートが付いており使い勝手も良好だ。ただしこのUSBポートは、ASUS製など一部のマザーボード上に付いている10ピンコネクタに接続ずるタイプなので、残念ながらこのコネクタのないうちの"Tyan
Tiger100"では接続できなかった。しかし、そのまま引き下がるわけにもいかないので、市販のケース用USBケーブルで背面のUSBコネクタから引き込んだ。フロントパネルにUSBコネクタを止めているネジがプラスやマイナスではなく六角形なのには驚いたが、幸い工具が手元にあったので事なきを得た。
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流行の前面ハッチには
USBポートとリセットスイッチ
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ケース用USBケーブル
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星野金属工業製ということで、内部構造はお墨付きだ。素材がアルミのためか、レイアウトが良いためか、非常にすっきりとした印象だ。仕上げも丁寧でケガをすることもまずないと思われるが、きれいすぎて手の油が目立つので、やはり手袋ははめた方が良いかも知れない。気になるシャドウベイはこのサイズでは限界と思われる3.5インチ×6。手回しネジで止めてあるため、脱着も簡単。しかし、やはりHDドライブはプラスネジで止めるので、結局ドライバは必要だった。
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中もすっきり
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シャドウベイは3.5インチ×6!
全部埋めない時は隙間を空けよう。
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マザーボードの取り付けもメンテナンスも、シャーシが背面パネルと一体で、スライド式になっているため、非常に簡単だ。背面パネルには8cmのファンが標準で付いてくるが、取り付けにも一工夫してあるようで、振動が少なく、至って静かだ。
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背面パネルごと引き出せるので
カードを装着したままでもOK。
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ピカピカの内部に静かなファン
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残念なのが塗装が少し弱いことだ。何かを強くぶつけたり擦ったりすると塗装が剥げそうなので、大切に扱った方がいいだろう。
価格については、普通のケースの倍以上するのだが、放熱性の高いアルミ製であること、静粛性の高い同社Varius 335W電源と冷却用ファンが付いていることを考えると、悪くない価格だ。
PCケースはそれほど高価ではないが、モニタやFDドライブと並んで長持ちするパーツであるうえ、他のパーツに比べて簡単に買って持ち帰れるものでもないため、慎重に選びたいものだ。
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せっかくのすっきりフェイスもベイを埋めると・・・
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星野金属工業 MT-PRO1100(W)
価格 \35,000
寸法:W195×D480×H455
重量:6.7kg
5.25インチベイ×4
3.5インチベイ×2
3.5インチシャドウベイ×6
ケースファン(80mm)×1
電源ユニット:335W
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