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元祖ゴミパックのない掃除機「dyson DC05」

 dysonの掃除機は、どちらかと言うと、その斬新なデザインの方が有名だが、本来の売りはやはりゴミパックがないことだ。そもそも、この技術なくしてこのデザインもあり得なかっただろう。
 通常の掃除機で使用されるゴミパックは、その中でゴミをろ過させるので、しばらくすると詰まってしまい、吸引力が低下する。dysonによると、通常の掃除機では、一部屋掃除しただけで吸引力が50%も低下することがあるという。
 dysonの掃除機は”デュアルサイクロン”という、遠心力を使ってゴミやホコリを分離する技術を使っているため、ゴミパックを必要としない。このため、透明なシリンダ(クリア ビン)にゴミがいっぱいになるまで吸引力が低下しないだろうし、何かを取り替える必要もない。(シャープからも同様の製品が出ている。こちら→

ゴミが丸見え
取り外して水洗いも可

 "クリア ビン"の中にゴミが溜まるため、当然、ゴミが丸見えになる。丸見えになることについて抵抗がある人もいるかもしれないが、案外どんどんゴミが溜まっていくのを見るのは楽しいものだ。(最初だけかも。)また、変なものを吸い込んで、ホースの中をカラカラと通っていく時の不安も、この掃除機なら感じることもないだろう。

 "クリア ビン"ばかりに目が行ってしまうが、DC05には、モータの前後に一つずつフィルターが付いており、有害なアレルギー源や、ダニ、バクテリア、カビなどを捕らえるらしい。このタイプ"DC05 ABSOLUTE +"にはモーターの前に交換不要(洗浄可能)のフィルターが、モーターの後ろに交換不要(洗浄不可)のHEPAフィルターが付いており、ランニングコストが嵩まないのがうれしい。

 dysonの次の製品はなんとロボット型だ。センサーで障害物を避けて、自動で部屋中を掃除して回るらしい。”ゴミパック”の次に今度は”人”を不要とした画期的掃除機。大変、心惹かれるのだが、お値段が数十万円ということで、ちょっと私には手が出そうにもない。(年内発売予定)

dyson DC05シリーズ
実売価格 \50,000〜\60,000

密かにナイスなデザイン、足で踏めるスイッチ。
電源スイッチ
電源コード巻き取りスイッチ


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