今、なぜ松本零士？原価が知りたい玩具菓子

　私を玩具菓子の虜にするきっかけとなったフルタ製菓の"20世紀漫画家コレクション"の第3弾、"松本零士の世界"が発売となった。なぜか時を同じくしてコナミからも"松本零士ロマンコレクション"が発売されてしまった。同じ松本零士と言ってもフルタは"ハーロックサーガ"、コナミは"メーテルレジェンド"ということで、一応題材が違っているようだが、そこは零士ワールド。"宇宙戦艦ヤマト"と"銀河鉄道999"ぐらいしかわからないような未熟者の私でも見覚えのあるキャラクターが揃っていた。


なぜか同時期、フルタとコナミ。

フルタ製菓 20世紀漫画家コレクション3 松本零士の世界

　前回の"永井豪の世界"（本当は間に"横山光輝の世界"あり）では随分出遅れたようだったので、今回は初めから一気に攻めた。流通量もかなり多そうなので、多少のまとめ買いも許されるに違いない。フィギュアの出来は"永井豪の世界"同様すばらしく、煤けた感じ(?)がよく出ていてかなり渋い。さすがは対象年齢12才以上といったところだ。

一通り揃ったのでもう終わり・・・。

　圧巻なのはアルカディア号。素材の都合から、船体に若干歪みがあるものの、細かいパーツはプラモデルのように別パーツになっており、おまけ史上希に見る複雑な形状が見事に表現されている。とは言っても、私には本物の形がよくわからないのだが・・・。


こんな感じでヤマトが欲しい。

　"ニーベルングの指輪＋コスモドラグーン"が出たときに、中袋に"6A0000"とあったので嫌な感じがしたのだが、このシリーズにはかなりバリエーションがあるらしい。トチローの口開き(3A)、口閉じ(3B)、ミーメの普通(5A)、半透明(5B)の違いはまだしも、コスモドラグーンには2種類の銃身の色と、0000から0004までのロット番号（と持ち主の名前）の付いた台座の組み合わせで計10種類もあるということで、とても全部そろえる気がしなくなった。いくらなんでもちょっといやらしすぎではないだろうか。


ノーマルミーメ(5A)	半透明ミーメ(5B)

ハーロックとトチローの肩に留まることができるトリさん

コナミ松本零士ロマンコレクションVol.1

　まだまだ店頭に前回の超人ヒーロー伝説が残っているところもあってか、流通量はフルタより少ない印象を受ける。いきなりVol.1となっているのが気になるところだが、Vol.2はエメラルダスらしい。あの飛行船（型宇宙船？）なども出るのだろうか。
　このシリーズは時代設定が違うらしく、メーテルもエメラルダスも若すぎてピンと来ないので、999と車掌さん狙いだった。しかし、なかなか999がうまく出て来ず、隣の太田さんにダブリをもらうことで解決した。999の車両はちょっと青いが、半透明の煙まで付いているなど、鉄道マニア兼松本零士ファンの太田さんも納得の仕上がりだ。