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ゾーリンゲンの爪切り?「ヘンケルス ネイル・クリッパー」

 ゾーリンゲンといえば刃物だ。刃物といっても、物騒なナイフなどではなく、包丁やハサミなどの家庭用品が有名だ。TVショッピングの影響からか、ゾーリンゲンをブランドと思っている人がたまにいるようだが、ゾーリンゲンはドイツの都市の名前らしい。通常、”ゾーリンゲンの〜”という場合、ほぼ間違いなくヘンケルス社製なのだが、逆に本当にヘンケルス社製かどうかを確認する必要はあるだろう。
 ヘンケルスには包丁やハサミの他にも隠れた逸品がある。それは爪切り。爪切りはいつも日陰の身で、ないがしろにされているが、人が人として文化的な生活をおくる上でなくてはならないものであり(やや誇張)、もっとこだわるべきものだ。

ヘンケルスのマークが光る

 誌面ではお伝えできないが、心地よい切れ味。軽くきれいに切れる。一気に20枚の爪をカットできる。調子に乗って深爪しそうな勢いだ。しかし、やはり爪は飛び散る。

これほどまでに美しい爪切りが他にあるだろうか?

 美しすぎるステンレス。テコのデザインも芸術的だ。普通なら付いてるはずのヤスリがない割り切りもよい。そもそも切れ味が抜群なのでヤスリは不要だ。

実物大(17インチ1024×768時)普通サイズです。

 大きさは普通。しかし、若干幅が狭いような気がする。軽く切れるのは幅が狭いせいなのか?

このマークの違いは?

 白地に赤のヘンケルスマーク(下)に違和感を覚える人がいるかも知れない。通常、包丁やハサミに付いているマークは赤地に白のマーク(上)である。しかも、ツインだ。通はワンドール、ツードールと言って区別しているらしい。ワンドールの方は正式にはヘンケルスインターナショナルという。これはなんとゾーリンゲンではなく、日本で製造されたものらしい。要はライセンス品だ。従って上の爪切りは"ヘンケルス"であっても"ゾーリンゲン"でないのだ。ただし、ヘンケルスの子会社と思われる日本ヘンケルスが作っているということで、マイスターの伝統の技は受け継がれているものと信じたい。ちなみにツードールは正真正銘ドイツ製だ。さらにスリードールという高級品も存在するらしい。これ以上どう切れるというのだろう?


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